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ヤマキの墓

タグ: 集落 心霊
随分昔のことなので細かいところまで覚えていませんが、思い出しながら書いてみます。

家の近所に、子供達に『ヤマキの墓』と言われている古い慰霊碑みたいなのがありました。
高さ1m位の自然石を石の土台に立てた感じでした。
随分古いものらしく、表面は苔むしていて何と書いてあるか読めませんが、薄暗い藪を少し入った所にあることや、時々お供え物が置いてあったりと、子供ながらに畏怖を感じさせるたたずまいがあり、内容は覚えていませんが、怪談話とかもあったと思います。

さて、小学校五年生頃の事です。
仲間同士で、慰霊碑のある藪に秘密基地をつくり、マンガやお菓子とかを持ち込んで暇をつぶしていました。
ある日、また仲間同士で秘密基地に集まったとき、仲間のTが「ヤマキの墓の下には瓶が埋まっていて、中には生きたナマズが入っている」と言い出しました。
なんでも親戚の結婚式で帰ってきている叔父の話らしく、生きたナマズが地中の瓶なんぞに入っているなど仲間内では信憑性ゼロ。
もう口の悪い仲間からは嘘つき呼ばわりで、T本人は言い出したからには引っ込みがつきません。

それでTにお願いされて、日曜日にTと私とK、Bの四人で墓の土台の下を掘ってみることになりました。
ちなみに私やK、Bは霊感なんてありません。
度胸の据わった強者って訳でもありません。好奇心にかられて何となくついて行きました(内心小判とか期待していた)。
一度、ヤマキの墓に近いKの家に宿題をみんなでやる名目で午前中に集まったあと、
昼食をご馳走になってから、秘密基地に移動。
装備は誰かが持ってきた懐中電灯とシャベル2つと、Kが何故か持ってきた十手(祭りの輪投げの景品?)で、特に考えもなく墓に向かって出発。

墓についたのは多分2時頃だったと思いますが、少し雨が降りそうな雲が出てきて、蒸し暑かった記憶があります。
とりあえずTはナマズを目指し、他3名は小判を目指して土台の前を掘り始めました。
土は砂利混じりでなかなか硬く、10分がりがり掘っても10cm位しか掘れません。
自分たちは交代しながら1時間近くかけて50cm位堀おこしました。
まったく何も出てきません。
子供なので飽きてきたところ、突然大雨が降ってきたので、近くの木下に避難しました。
今まで掘っていた穴にみるみる泥水が溜まっていくのをみて、面倒くささが倍増してきて、また今度掘ろうって事になり、一応今掘った穴が埋まらないように草か何かを詰る事を決めて、その辺の草や枯葉を皆でかき集めていると、穴から「ゴボ・ゴボ……」と音がしてきます。

ナマズ?
自分はそう思いました。みんなもそう思ったかもしれません。
穴の周りにみんなが集まり覗いてみましたが、泥水でよく見えず、ナマズが噛むかもしれないので手も入れられません。
時々「ゴボ……」と泡がたち水面が動きます。
Tが木の枝を取ってきて穴の中に差し込んでみました。
暫く適当に動かしていましたが、「ゴリ」と何かに挟まるような音がした後、木の枝は抜けなくなってしまいました。
巨大ナマズかも……と思い、もう誰も穴にちょっかい出せません。
暫く呆然としていると、Kが十手を手にトコトコと穴まで行って、穴に十手を突っ込もうとしたとき、
「うわぁ!」
とか言ってダッシュで逃げ出しました。
怖いもの見たさもあって3人で近づいたところ、一番先に穴を覗いたTも
「うぁ!」
と悲鳴をあげて逃げ出しました。
後は、自分も連鎖反応で秘密基地までダッシュで逃げていきました。

秘密基地でKとTに話を聞いたところ、泥水の中で、うっすらと血の気のない人の口が枝の先に噛みついているのが見えたそうです。
とりあえず、基地も同じ藪の中にあるので、Kの家まで避難してからそれぞれ家に帰ることにしました。
帰るときはTはばつが悪そうで、Kはちょっと自慢気な感じだったのを覚えています。

驚いたことに、Tは兄貴に頼み込んで、後日一緒に穴を埋めに言ったそうです。
枝は先が噛みちぎられたみたいになって倒れていたそうですが、怖いのでサッサと埋めて踏み固めてきたそうです。
やっぱ、責任を感じたのかな?

その後、最初にTが、続いてTの兄貴が足の小指を強打する事件があり、『ヤマキの呪い』と言われていました。
Kもクラスで最初に毛が生えたので『ヤマキの呪い』と言われていました。
ガキですね。

読んだ皆さんが足の小指を強打したり、毛が生えたら呪いかもしれません。


>追記

皆様乙!
『ヤマキの墓』がらみの話を書いたモンです。
カキコの後で少し気になったので『ヤマキの墓』について地元の人に色々聞いてみたんですが、謂われがあるみたいなので追加します。

昔あの墓がある辺りにやたら強い落ち武者か何かが住み着いて、食い物やら女の人やら盗んでいたらしいです。
そいつが『ヤマキ』らしい。
ヤマキの悪さは許せないが強くて敵わない。
そこで、そいつを用心棒として雇って食事とか生活の面倒はみる代わりに女の人は返してくれって持ちかけたそうです。
ヤマキの方も、何時までも一人で強盗家業が続く訳でもないので、条件をのんで用心棒になったそうです。
でも、用心棒に雇うって言うのは口実で、娘や許嫁を傷物にされた恨みを油断させて晴らそうって事だったらしく、最後は酒で酔わせて皆で滅多切りにしたらしい。
だまし打ちですね。
そんな感じで『ヤマキ』は片付けたんだけど、死体は酷たらしいわ、だまし討ちの負い目はあるわで、一応死体の肉片をかき集めて坊主を呼んで丁重に葬ったらしい。
ってのが『ヤマキの墓』のスプラッターな伝説です。
掘り返したのに大した呪いが無いのが不思議だ。

247 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 14:44:46 ID:kipm/8520
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?196


最近まとめサイトを読みに行って、自分の知っている話と似ているのがあったのですが、少々内容が違うようなので投稿します。
『ヤマキの墓』絡みです。

戦前の話です。
とある山を深く入ったところにある村で、『ヤマキ』という男と関わりのある3人の女性が死にました。
最初の一人は彼が強姦殺人犯とされた被害者の少女。
次は3年後に彼の母親が飢え死にしました。
その2年後に彼が仕えた家の妻が自殺しました。
その後、『ヤマキ』本人が死にました。
これはめった切りの惨殺だそうで、膾のように切り刻まれた死体の上にただ土をもって墓としたそうです。
『ヤマキの墓』には『生きたナマズ』って言うのがありましたが、『膾(ナマス)』の事だと思います。

さて、不思議なことに『ヤマキ』は生前、この3人の女性を手厚く弔っており、その間は何も無かったそうですが、殺害された後にそれぞれの祟りがありました。

いずれも3人の女性の内誰かの霊を見た後に発狂して人を殺すといったもので、鏡やガラス、水面といった反射するものを覗いたときに、3人の内誰かが直ぐ後ろに立っているのを見た後に発狂するらしく、彼女達に負い目のある家々は3人の女性を弔うようにしました。
しかし、発狂殺人は止まなかったようで、何処かの偉い坊さんの薦めで『ヤマキ』の死体を掘り返して集め、それを瓶に入れ直した後で丁重に弔ったところ、祟りは収まったそうです。
つまり、この3人の女性の祟りを避けるには、生前にただ一人彼女らを弔っていた『ヤマキ』に頼らなければならないのです。

その後、女性達の墓は近寄るだけでも祟りがあると言われて誰も近づかない様ですが『ヤマキ』の墓だけは弔いをするようです。

以上が自分の知っている『ヤマキ』の話です。

711 本当にあった怖い名無し 2008/09/14(日) 19:44:44 ID:MTdc1HWP0
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